こんにちは。ヴァンダンジュが終わってから、1回更新したきり、ずいぶん時間がたってしまいました。申し訳ないです。

 今回は、醸造の経過を簡単に説明していきたいと思います。

 この前は発酵桶にブドウをいれ、アルコール発酵が始まるところまで書きましたね。それでは、今回はその後のことを書いていきます。
 まず、発酵桶に入れられたブドウは、ブドウ自身の重さで少し圧縮されます。そして酵母が働き出す温度に達した時、アルコール発酵が始まるのです。ご存知の通り、赤ワインにはアルコール発酵とともにかもしという作業(マセラシオン)が行われます。ブドウの果皮や種を浸し、そこから、色素やタンニンなどの要素を抽出することです。これらの作業は私のドメーヌで約2〜3週間続けます。その間でも酸化は進む事になるので(特にアルコール発酵が完全に始まっていない初期段階)、酸化防止剤を入れなければなりません。が、私たちのドメーヌはなるべく入れない方針をとっているので、初期段階にドライアイスをクラッシュしたものを上から振りかけます。この作業の効果は、ドライアイスによりタンクの上層部に空気より重い二酸化酸素が発生し、それが蓋となり酸化を妨げるのです。それともうひとつ、ドライアイスはとても冷たいものなので、コールドマセラシオンの効果も得られるということになります。
そしてかもしが行われている間、順調に抽出できるようルモンタージュやピジェアージュを行います。ルモンタージュとはブドウ自身により圧縮された下部のブドウジュースをポンプで吸い上げ、上から降りかける作業です。ピジェアージュは上部の果皮などを下に押して酵母などをまんべんなくいかせる作業です。これらを行うと発酵もスムーズに進むことになります。この二つの作業をしている写真があるので見てください。







 このようにタンクの上に板を置き、このような作業を2・3週間続けます。ピジェアージュは果皮が固まっているため、下部まで押すのにすごく力がいる大変な作業です。私も汗をかきながら毎日朝と晩に1回ずつしていました。
 温度や糖度も朝と晩、毎日計ります。そして、発酵の進み具合を計算しながら、するべき作業をするという具合です。

 今日はここまでにしときましょう。次回は発酵が終わってからの作業を書いていきます。次回はなるべく早くに書きたいと思います。いつも言っているんですがね・・・。