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成田屋

江戸の華、江戸の守護神である 12代目團十郎丈が春を迎える日に亡くなった。まさに 牡丹の花のようにあでやかで、鎌倉権五郎のように でっけえくて、宇宙の星のように聡明で、助六のように かっこいい役者だった。南座の顔見世に 成田屋の看板が上がると 千両役者の到来に 祇園界隈も賑やかになった。これから暫く あの看板が見れないかと思うと 残念で、悔しくてならない。今 若旦那の奥様のお腹に 男子が宿っていると聞く。その子の魂に生まれ変わって この不安定で 寂しい事の多い日本に 元気を沸き起こして欲しいと思う。

2013年02月05日 15:49