2015年5月23日(土)
OWARIYA地下セラーにて
今回のテーマ:
ブルゴーニュを代表する白の造り手「ラモネ」の 2005年特集
泡 | Millesime Brut | 2007 | 750ml | ブノワ・ライエ |
白 | Chassagne Montrachet 1er Boudriotto | 2005 | 750ml | ラモネ |
〃 | Chassagne Montrachet 1er Les Vergers | 2005 | 750ml | ラモネ |
〃 | Chassagne Montrachet 1er Les Caollerets | 2005 | 750ml | ラモネ |
〃 | Bienvenne Batard Montrachet | 2005 | 750ml | ラモネ |
〃 | Batard Montrachet | 2005 | 750ml | ラモネ |
赤 | Nnit St Georges 1er Clos des Forets St Georges | 2007 | 1500ml | ラルロ |
今回のワインの生産者情報
(参照http://www.racines.co.jp/producer/france/champagne/lahaye2.html)
●ブノワ・ライエ
「オーガニック・シャンパーニュの取材で訪れた生産者のうち
唯一のグラン・クリュであり、当然のようにもっともおいしいワインだった」
ブノワ・ライエは自然な醸造と栽培に情熱を傾けている造り手です。テロワールを完璧に写し取り、少々素朴で、ある時は見事な気品を見せます。見事なシャンパーニュを造りますが、生産量に限りがある造り手です。
(参照http://eshop.vsv.co.jp/area/france/bourgogne/cote-chalonnaise/product-307.html)
●ラモネ
「このドメーヌ以上にブルゴーニュの白をきわめようがない。」
言わずと知れたシャサーニュ・モンラッシェのトップ・ドメーヌ。シンプルなワイン造りを行っているが、ブドウの質は高く、テロワールの良さを忠実に、そしてシンプルに表現した美しいワインが造られております。ふくよかな果実・品のある酸・ミネラルを備えているのが特徴です。
(参照http://www4.fctv.ne.jp/~q-koubou/winediary200901-06.htm)
●ラルロ
「ワインとは歴史であり、瓶熟成の間の、
そしてグラスに注いでからの時間の経過を楽しむものだ」
天才的手腕でラルロをブルゴーニュのトップドメーヌへと導いたオリヴィエ・ルクッシュ氏。
透明感のある果実味の中にタンニン・酸・ミネラルが細かく行き渡り、全体がゆるぎない味わいを形成しています。
久しぶりの更新で初めて書かせていただきます、尾張屋の住廣です。
今回の目玉は、シャサーニュ・モンラッシェ村の代表格であるラモネ氏、その代名詞であるシャサーニュ・モンラッシェを畑違いで楽しみ、バタール・モンラッシェをいただける事に。
しかしそれだけでなく今回は、自然派シャンパーニュの造り手であるブノワ・ライエ氏、ブルゴーニュのトップドメーヌであるラルロ氏と、有名どころ勢ぞろいです。
期待に胸を膨らませつつ、まずはシャンパーニュを・・・。
No.1 Millesime Brut 2007 ブノワ・ライエ
セパージュ:ピノ・ノワール 70%、シャルドネ 30%
青いりんごの様な果実・白い花のニュアンス・少し香ばしい香りが広がり、甘みのある果実感・シャープな酸が調和して、絶妙なハーモニーを奏でていました。泡もきめ細かく、夏に冷やして眺めの良いテラスで頂きたくなるよな、そんなワインでした。
こんなイメージです。 (参照http://kyo2010.exblog.jp/i9/10/)
次は待ちに待ったラモネ氏のワインの登場です。
No.2 Chassagne Montrachet 1er Boudriotto 2005 ラモネ
セパージュ:シャルドネ100%
最初に香ばしい栗・モカフレーバー・熟成した木のニュアンスを感じ、ミネラル・優しい酸を感じながら、ふくよかで繊細な複雑味が広がっていく、そんな印象を受けるワインでした。
No.3 Chassagne Montrachet 1er Les Vergers 2005 ラモネ
セパージュ:シャルドネ100%
今度は、先ほどとは打って変わり、青いハーブ・緑のニュアンス・火打石系のミネラルを感じました。ミネラルも先ほどより強く感じ、少し硬い印象を受けました。
No.4 Chassagne Montrachet 1er Les Caollerets 2005 ラモネ
セパージュ:シャルドネ100%
穀物の甘い香りが特徴的で、全体的に優しい印象。ミネラルや酸も優しく広がっていき、余韻もすっきりとしたニュアンスでした。
No.4 の“Les Caollerets”は女性的な印象が強かったです。No.2の“Boudriotto”は個性もミネラルも主張的だったので男性的なニュアンスを感じました。そうすると、No.3の“Les Vergers”は少しやんちゃなニュアンスを感じました。比べて飲んでみると、色々な違いもさることながら、どことなく家族の様な、人間的インスピレーションを強く感じました。
No.5 Bienvenne Batard Montrachet 2005 ラモネ
セパージュ:シャルドネ100%
“Bienvenne”とは、フランス語で”ようこそ”の意味らしいです。火打石・干しブドウのニュアンスが少し入り、乾燥ハーブ・ミネラルが感じられる味わいで、複雑味・酸味も程よく感じられるワインでした。小泉曰く「今日は(味わい・香り共に)閉じている」だそうです。
No.6 Batard Montrachet 2005 ラモネ
セパージュ:シャルドネ100%
熟成されたモカフレーバー・黄色い花のニュアンスを感じ、口当たりも角がなくまろやかで、深い酸が優しく広がり、果実の甘み・ミネラル感も相まって、非常に濃厚で複雑味のあるワインでした。個人的には本日一番の味わいでした。
そして、本日ラスト・・・
今回は貴重なマグナムボトルで頂ける事に。マグナムのほうが美味しいと言われているので楽しみです。
No.7 Nnit St Georges 1er Clos des Forets St Georges 2007 ラルロ
セパージュ:ピノ・ノワール100%
赤系果実・腐葉土の様な土のニュアンス・少量のミネラルを第一に感じ、隠れるように乾燥ハーブが香る印象。タンニンもしっかり感じ、複雑味からの長い余韻が特徴的なワインでした。
今回はこれからの季節にうれしい白ワイン特集でした。実際はこの他にも、番外編と題しましていくつかワインを空けておりましたが、そこは参加されてからのお楽しみと言う事で。
次回ワイン会も、皆様の御参加お待ちしております。