~ポンソ氏グランクリュとマグナムボトル特集~
今回御提案させて頂くワイン
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今回のワインの生産者情報
(参照 http://www.racines.co.jp/producer/france/champagne/lahaye2.html)
● ブノワ・ライエ
唯一のグラン・クリュであり、当然のようにもっともおいしいワインだった」
ブノワ・ライエは自然な醸造と栽培に情熱を傾けている造り手です。テロワールを完璧に写し取り、少々素朴で、ある時は見事な気品を見せます。見事なシャンパーニュを造りますが、生産量に限りがある造り手です。
(参照 http://www.racines.co.jp/goods/france/alsace/schueller.html)
● ジェラール・シュレール
超自然派であり何にも束縛されない自由な感性と自然なワインを造っています。独特の風味を持ち、高いレベルでバランスが取れており、まさに珠玉のワインです。
(参照 http://margo3020.jugem.jp/?month=201302)
● ガヌヴァ
ジュラ地方で古くからワイン造りをする名家であり、ビオディナミスト。エマニュエル・ウィヨン氏と双璧をなす鬼才で、深く豊かなワインを造ります。
(参照 http://item.rakuten.co.jp/kbwine/luc0090/#luc0090)
● ドメーヌ・ポンソ
悩み抜き、それを天職と自覚してはじめてワイン造りが出来る」
優秀な造り手が集うモレ・サン・ドニ村の中でも、傑出したワインを造る「ポンソ」。彼は古樹に拘り、逸早く自然志向のワイン造りをし、個性豊かなワインを生み出します。華やかでいて野性味を感じ伸び伸びとした味わい。
お久しぶりです。尾張屋の住廣です。
今回は、ブノワライエ氏・ガヌヴァ氏・ジュラールシュレール氏のマグナムとドメーヌ・ポンソ氏の2アイテムを頂ける事に・・・。マグナムは通常のフルボトルより、美味しいとの話なので期待が高まります。
とその前に、前回と同様に“ちょこっと補足コーナー”と致しまして、皆さんもご存知とは思いますが暫しお付き合いください。
ではでは、今回はドメーヌ・ポンソ氏が拠点を構えるブルゴーニュ地方“モレ・サン・ドニ”の説明をさせて頂きます。
“モレ・サン・ドニ”とは・・・・
参照 (http://ameblo.jp/otani-ryu/entry-11356928955.html)
地図的にはこのような位置にあります。
殆ど赤ワイン(ピノ・ノワール)を造っていますが、鉄分の少ない土壌で極少量ながら白ワインも造っています。 味わい的には、北の“ジュブレ・シャンベルタン”の濃厚な力強さと、南の“シャンボール・ミュジニー”の果実味に富むエレガントさを併せ持っていると言われています。
“モレ・サン・ドニ”はここ30年程で、1970年代に今回試飲するドメーヌ・ポンソやデュジャック、1980年代にはユベール・リニエなどの出現により、世界的に有名になり、一気に注目度が高まりました。
グランクリュは標高280~300mの急斜面に広がり、鉄分を含んだ石灰質の土壌で、“ジュブレ・シャンベルタン”側と“シャンボール・ミュジニー”側とでは味わいが異なる事が特徴です。
ちなみに・・・・今回頂いた“Clos de la Roche”は“ジュブレ・シャンベルタン”寄りの区画です。(^^)/
では、最初はアペリティフのシャンパーニュから
No.1 Brut Naturessence NV ブノワ・ライエ
セパージュ:ピノ・ノワール50% シャルドネ50%
白い花の蜜を髣髴とさせる香り・少しのイースト香を最初に感じ、肌理細やかな泡・ふくよかな酸・少量のミネラルを感じました。余韻も長く酸味も穏やかで爽やかな印象を持った一杯でした。ずっと飲んでいられそうな・・・・そんな印象を受けました。
No.2 Pinot Gris Oncle Leon 2007 ジュラール・シュレール
セパージュ:ピノ・グリ100%
青いオリーブ・ハーブ・日本の青梅の様なニュアンスを感じる香りが印象強く、口に含んだ時の重厚感・豊かな酸・ミネラル感が最後まで続くという、その様なニュアンスを受けました。個人的に秋を彷彿とされるワインでした。
No.3 Cotes du Jura Chardonnay Cuvee Marguerite 2009 ガヌヴァ
セパージュ:シャルドネ100%
ワインを注いだ瞬間に香るイオウ・根系の漢方・青さを感じる香り、口に含むと鉱物的なミネラル・たっぷりとした果実味と酸・厚みのある味わいを感じられ、すっきりとした酸が余韻まで残りすっきりとした印象を受けました。
ここまでが、マグナムボトル特集でした。
ちなみに・・・・・豆知識ですが
マグナムボトルが美味しいといわれる所以は、ワインは光にさらされたり、酸素にさらされたりすると味わいが劣化してしまいます。これは容量の少ないワインに顕著にあらわれ、容量の大きいワインほどその影響が小さいと言われているからです。
さらに、容量の大きいワインの方が、ゆっくり時間が流れる為、美味しく長期熟成が可能と言われています。
私もガヌヴァ氏のワインを最近頂いたので比べる事が出来ましたが、マグナムボトルの方がフルボトルよりも角が取れ“まろやか”な印象を受けました。
さて、続きましてポンソ氏のグランクリュに突入です。
No.4 Griotte Chambertin 1998 ドメーヌ・ポンソ
セパージュ:ピノ・ノワール100%
香りは赤系果実・乾燥ハーブ・火打石の仄かなニュアンス、口当たりは柔らかく果実のフレッシュさ、青いニュアンスを感じられ、細かいタンニン、厚みのある味わいが適度に続く感じ。アタックより中間、中間より余韻と味わいが増していく、そんな一杯でした。
No.5 Clos de la Roche 1997 ドメーヌ・ポンソ
セパージュ:ピノ・ノワール100%
華やかな赤系果実・木・モカ・乾燥ハーブ・腐葉土・火打石のニュアンスの香り、ミネラル・フィネスを感じる骨格・豊かな酸・濃厚な果実感・厚みがあり、細かいタンニンが余韻と一緒に口内に滞在し、バランスが良くエレガントと言う言葉がピッタリなワインでした。
ちなみに僕の今日一番でした。(^▽^)/
この他にも、番外編と題しまして色々開けたみたいですが、そこは参加してのお楽しみということで・・・・・
またの御参加&初めての御参加、心よりお待ち申し上げております。