今回は 『カリフォルニアワインを飲む会』でした^0^ しかも 二度とできない贅沢な・・・・提案ワインのラインナップです!
アペリティフにシャンパーニュRMを代表する エグリ・ウーリエを2種類。『レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー』は珍しくピノ・ムニエ100%で造られたシャンパーニュです。シャンパーニュの品種は ピノ・ノワール、シャルドネ そして 補助的に使われるピノ・ムニエですので 大変珍しいということになります。 そこに ピノ・ムニエ100%というシャンパーニュ。では 味わいは・・・・ 比較的フルーティで 柔らかさのある味わいが ピノ・ムニエのイメージにありましたが この ピノ・ムニエは 力強さ、ミネラル感など上品さと強さを兼ね備えています。 もう1つのシャンパーニュは ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%で造られた『ブリュット・トラディション』。 華やかで 厚みのある香りに 味わいのボリューム感、複雑性と魅力ある味わいでした。時間が経つにつれ より、ふくよかさが 香り豊かになり 素晴らしいシャンパーニュです。 次は今回唯一の白ワイン。『キスラー・ハドソン・ヴィンヤード2006年』。カリフォルニア最高峰のシャルドネを造り 確固たる地位を確立している「キスラー」。その味わいはいかに?? カリフォルニアの太陽を思わす ボリュームある果実が感じられ、葡萄の完熟感の凄さを確認しました。力強い樽からのヴァニラ香と、果実のバランスが良く、ふくよかさ、そして 何よりもリッチな味わいです。 パワフルで 迫力あります! それでは いよいよ オーパス・ワンと いきましょう! まずは 2003年。果実味豊かで カシスなど黒系果実を中心に程よく熟成からくるドライフルーツのニュアンスがあります。2004年 果実、酸、タンニンと全ての要素のバランスが良く、私は一番滑らかで落ち着いた味わいでした。トータルバランスに優れた1本でした。 2005年は葡萄の完熟を感じる 少し甘味のある濃厚な果実味が全体に広がります。エキス分高く、私のオーパス・ワンのイメージはこの2005年の味わいです。 2006年はまだ若く、アルコールからのボリュームと厚みがよりパワフルな味わい。濃厚である果実味と重なり より力強さを感じる1本です。 全てのヴィンテージで味わい、香りが異なり、各ヴィンテージの個性を感じました。 そして 皆様もびっくりの ワインがその後に続き、開けられました!それは・・・・ ありがたい ご提供の番外編・・・・・! 『オーパス・ワン 1981年』です! これは 私の誕生年というのもあり、驚きと楽しみという感情が体中に広がりました。 本当にこのようなワインを飲む機会を与えて下さって感謝です。ありがとうございます! では 30年近く 熟成されたオーパス・ワンは・・・・。 華やかなドライフラワー(特に薔薇)の香りが広がり、果実香もドライフルーツを中心に フレッシュな果実を思わせる香りも重なり、色んな香りが優雅に漂います。 味わいも30年前のワインと思えない果実感と優しさのあるタンニン。程よい酸ととても上品で体に染み渡る味わいでした。美味しかったです! そしてまた ご提供番外編ワイン登場です。それは『ゴッヤ社の造るグラン・ミレジム1999年』。シャンパーニュ特有のイースト香と 果実香が優しく香り、程よい熟成から複雑味を感じ、大変素晴らしいバランス。このシャンパーニュは 優しく 上品さのある 心落ち着かせる味わいです。ボトルもぷるんとして 可愛いですね! その他にも番外編・・・・『ポマール・レ・クラ2006年 ボワッスネ・ボナール』と、私が何回も訪ねた ジュラ地方の『マックヴァン・ド・ジュラ』を開けました。 ポマール・レ・クラは ポマールの中でも 際立って上品な味わいで 優しく、エレガントな味わいです。 マックヴァン・ド・ジュラは あまり日本では見かけることがないワインです。ワインの醸造中にマール(蒸留酒)を加え、アルコール発酵を止め、葡萄本来の糖分を残して造られた酒精強化ワインです。 マールの蒸留酒特有の香りが広がり 口に含むと優しさのある甘味を感じ、香り、味わいに凄くギャップのあるワインです。個性の強いワインだったので、皆様に感想を聞くと 「面白い!」という声とともに「苦手!」という声もあがりました。私も始めて口にした時は こいう味わいは苦手だなと思いましたが 今ではこういうワインにも 魅せられています。 ワインは本当に様々な味わいを与えてくれ、面白く 楽しく そして 歴史ある時間を含んだ感動を与えてくれる飲み物ですが 今回も皆様とそのようなワインを楽しむ事が出来、感謝です。 またこのような素晴らしい時間を過ごせる日が待ち遠しいです。次回もご一緒に楽しい時間を! 因みに次回のワイン会は 6月19日を予定しております^^
小泉真人
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